Colorado High Country 1200 Laporte~Saratoga |
最初のコントロールのLaporteで20分ちょっと休み、次はLaramieまで100km弱、ハイウェイの一本道。 後ろにあと何人いるか判らないが、とりあえず、自分のことに集中して前に進む。予報に反して追い風が吹いてきた。風は助けになっているんだろうが、基本登りが多く全然そういう感じがしない。 何も無い一本道。結構アップダウンがある。ここを、エド、別のケン。と前後しながら進む。自分も含めたこの3人グループ、実は昨年DNFで、今年再挑戦組です。最後まで前後しながら走るとは思っていませんでした。プチ峠みたいな所は景色が突然変わったりします。 途中休憩中のケン・ボナーを抜いたりして進みます。なんか変な感じ。 ワイオミングに入る手前にボランティアの車。この辺りから天気は完全に晴。気温も上がり始めた。無補給区間(実は途中に一箇所店はあった)のため、水と食べ物を提供してくれました。迷わず止まります。 水は十分あるので、ここではオレンジを1個もらい食べました。おいしかった。しかし、先を見るとやる気を無くすような登りが見える。まぁ、これが走りたくってここに来てるのだからと言い聞かせて、この登りにとりかかる。 そして、ここを超えるとワイオミング。 そういえば、RUSAの賞に10州制覇というのがあり。これを完走すれば10州になるのを思い出した。 ワイオミングに入ってもアップダウンは続く。そして峠と名はついていないが最高地点を通過すると、下り基調になり、景色も開け、Laramieまで真っ平らな道になる。DHバーを握ってひたすら飛ばす。今まで抜いて言った人達を追いかけます。 Laramieの街の中でレストランに入った人たちもいたが、時間をかけたくなかったので、さらに進みこちらでの定番マクドへ。 ケン・ボナーもまだ買い物が終わったばかりだった。彼が買ったのはヨーグルト4つ。うむ、それで良いんだぁ。でも自分なら4つもきっと食べられないから同じような補給は無理と悟った。マクドではビッグマック(ポテトなし)、あとヨーグルト。次の区間のため、氷と水を満たさせてもらった。 Laramieまで200km弱を9時間で走りきったとこになり。追い風が助けてくれたとはいえできすぎです。 Laramieまで 総距離 198km 総経過時間 9時間1分 (4.01マージン) 区間距離 96km 区間タイム 4:28 (実走行時間 4:16) 区間平均速度 21km/h(実走行平均 22.3km/h) 区間標高差 1156m CP休憩時間 35分 Laramieの次はRiversideのインフォーメーションコントロール。間に今日最大の峠、Snowy Rangeが待っている120km区間。まずは40kmほど先のCenntinalまで走って、お店で休憩、そしてSnowy Rangeの登りを攻略する作戦で挑むことにした。 が、いざ走り出そうとすると前輪の空気が甘い。もう一度戻って、チューブ交換するか思案の結果、空気を入れるだけにして様子を見ることにした(なかなかここでチューブ換えるって決断ができないんだよね)。そして、Cenntinalへの一本道、平均1%の登りで40kmちょっと。追い風もあって淡々と進む。 何にも無い荒野、牧場だからちと違うかな。とにかく、大きな木も無い、限りうす緑というか黄色っぽい平原を一人爆走。そんなことをしている自分にちょっと酔ってる感じ。が、そんなこと思っているには1時間が限界、どんなにすばらしい景色でも一日中同じものを見ていると、飽きがくる。人間って贅沢な物です。太陽の光は刺すように痛い。ちょっとした登りでだんだんへたれモードになってくる。 Cenntinal手前でまた空気が甘いようなので作業していたら、車が止まって空気入れを取り出して、”どれくらい入れるんだ?”と聞かれて、答えると、シュコシュコ入れてくれて、終わると、”グッドラック”と言って、Uターンして帰っていった。てっきりボランティアの車だと思ってたが、違ったみたいである。Laramieからもう40kmくらいになろうかという所、誰だったんだろうか?何でこんな所車で走ってたんだろうか?分からないが、ちょっと元気になった。山のふもとが見えてきたらCenntinal。 Cenntinalの街に到着。感じのよい、いかにもアメリカの田舎って感じの町。そこの、Friendly Shopというコンビニに行こうと思っていたら、手前のお店で、ケン・ボナーとカナダから参加のボブが声をかけてきた。彼らに声をかけられたら逃げられません。そちらに入ることにした。アンティーク兼アイスクリーム屋。彼らに倣ってアイスクリームとコーラで休憩。しかし、ケンは乳製品よく食べます。 ここまでの走行距離は250kmほど。ここで、まったりしていると今日は充分という気がしてくる。 しかし、ゴールは向こうからはやってこない。重い腰を上げて、ここから先20kmで900m登るSnowy Rangeに取り掛かった。さすがに、最初の登りで、ケンとボブは見えなくなってしまった。 最大斜度は8%くらいだが、とにかく長い。なんで登りが苦手なのにこんな事やってんだか自分でも疑問だが、来てしまったものはしょうがない。ただただ登る。途中何度も休みながら・・・。 何人かの参加者と前後しながら、標高を稼いでいく。木々が無くなり開けると頂上。20kmの登りに2時間ちょっとかかった。 ここは峠の看板は無い。 展望台らしきところで写真を撮ってもらう。しかし、明るい所の写真が全然だめ。カメラの設定のどこが悪かったのかは未だになぞである。 CHC1200のルートの最高地点なので、GPSの標高も確認。 頂上を過ぎると一旦ミラーレイクまで下る。 そして、登り返してピークを過ぎると40kmのダウンヒル。これが長い。10kmも下ると下り勾配も緩くなってくる。ここが時間の稼ぎ時とDHバーにつかまってさらに距離をかせいだ。あっという間に・・・、約1時間で下り、そして、突き当り。右折すると15kmくらいで今晩の宿泊地Saratogaだが、距離調整のため左折して、Riversideという小さな街まで行かなければならない。 が、タイヤの空気がまた抜けてきた、Saratogaまで行けばちゃんとした空気入れもあるはずで、どうにかそこまでもたせたいと思ったが、いくら頑張っても空気をが入らない。反対車線のSaratogaに向かう参加者が声をかけてくれる。結局、チューブ交換することにした。そして、15km先のインフォーメーションコントロールに向けて走り始めた。 風が向かい風になったこともあるが、ペースが全然上がらない。疲れもあるがこの極端なペースダウンはエネルギー不足か眠気か?気付くまでに結構時間がかかった。補給食に持ってきたジェルを食べる。しばらくがまんしていると徐々にまたスピードが上げられるようになった。途中、GPSが日没を示した所で、安全グッズ身に付け、ヘッドライト、テールライトを点灯させた。すれ違う人の中に、マークやケン・ボナーも見かけた、距離にして20kmもない。1時間弱の遅れだろうか。思ったほど離れていない。前走者に追いつき、インフォーメーションコントロールへ。質問はバーの名前。2つ建物があって悩ましかった。まぁどちらでも大丈夫だろうと思った。 Riversideまで 総距離 325km 総経過時間 16時間56分 (4.44マージン) 区間距離 127km 区間タイム 7:20 (実走行時間 6:03) 区間平均速度 17km/h(実走行平均 21.1km/h) 区間標高差 1559m CP休憩時間 6分 今日の、Sleep ControlのSaratogaまでは30km弱。そこまでもつだけのエネルギーとしてジェルを2つ口にした。約200カロリーなり。そろそろ行こうかと思ったら後続が来たので答えを教えてあげる。すぐ出るつもりだったが、ついでにバーに寄って念のためキャメルバッグに水をもらった。 そして、エネルギーが回り始めたら、DHバーを握って、本日のつじつまあわせ。ひたすら飛ばす。前の人たちをごぼう抜き・・・。って5人くらいしか抜いていないと思う。この区間平均30km/hで終了。 Saratogaのコントロールは、モーテル。しかもモーテル全体を借り切っていて、やりたいほうだい。 ライダーが到着するとボランティアの人が鐘をならして迎えてくれた。その鐘ってどこで手に入るんだろうか?そして、ホテルの受付前に飲み物やら食べ物が置かれ、廊下にもテーブルが出ていて、食器、洗面用具、薬類まで並べられていた。夕食はベイクドポテト。もうちょっと肉々しいのが食べたかったが、食べられるだけありがたい。 これをたいらげて、ドロップバッグを受け取り、部屋へ。部屋は豪華に一人一部屋。ライト、iPhoneの充電をセットして、シャワーを浴びて、湿布やら筋肉痛を緩和するクリームなどを体に塗りたくって寝た。高所のためか頻繁に目がさめたが、時計の針はきちんと進んでいたようなので 寝たんだと思う。 Saratogaまで353km。休憩混みで約18時間。平均20km/hをちょっと割ったがまずまずのペース。ここまで5時間半の余裕を作り、仮眠と食事などで5時間弱使い、2日目は約45分の余裕からスタートした。 Saratogaまで 総距離 353km 総経過時間 18時間05分 (5.31マージン) 区間距離 27.7km 区間タイム 0:57 (実走行時間 0:56) 区間平均速度 29km/h(実走行平均 29.6km/h) 区間標高差 140m CP休憩時間 4時間38分 続く |
by ntoshiyuki_jp
| 2012-07-22 05:32
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