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旧タイトル:風を感じて自転車記Ⅱ センチュリーラン、ブルベを中心に北米での自転車ライフを紹介しています。新テーマGPS活用を追加
by ntoshiyuki_jp
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2014 CHC1200 Part4
 ブルベはコントロールのクローズ時間前に出られれば、だいたい完走できる。1200kmは一般的に0~600kmまでは平均15km/h、600~1000kmは11.4km/h、1000~1200kmは13.3km/hでクローズ時間が設定されている。そのため、600kmのコントロールを制限時間以内に通過できれば、後半は楽になる。

 CHC1200で言えば、2日目のWaldenのコントロールが586km。ここをクリアできれば楽になる。ただし、2日目はこのルートの中でも一番標高差のある区間で、特にSaratogaからWaldenまで大きな峠を2つ越えなければならない。体的にも2日目が一番きつい。

 その2日目、約3時間の睡眠で、朝2:00起床、準備をして部屋を出る、1階で食事を取る。食欲が落ちているのか食べたいと思うものが無い。Saratogaから50kmでこのルートの最高地点Snowy Rangeに登る。2011年走るのをやめたところである。ちなみに2012年は反対方向から初日に登っている。反対方向からの方が斜度はあるが距離は短い。とりあえずお腹を満たして、ボトルも満たして朝3:00走り始めた。そういえば、Saratogaはこれで計3回来たことになるが、暗い中しか走ったことはなくどういう所か分からない。ちょっと残念である。暗い中、はるか前方に参加者のテールライトと思われる明かりを見ながらペダルを回す。12km走り左折するといよいよSnowy Rangeへの道となる。登っては平らになってという感じで標高を上げていく。30kmほど走ったところで、明るくなりはじめると、ぐんと気温が下がっていく。寒い時用にと持ってきていた防水手袋に替え、足も薄手のウールの靴下に替え、シューズカバーもした。辛くなったら止まって休み、また走るを繰り返す。我慢の区間である。残り10km、ここでまた雨、さらに雷の音がしたかと思ったら雹が振り出した。雨宿りできる場所など無かったが、道路わきに座り、雹が止むまで待った。雹が止んだら前に進んだ。前に進みさえすればいつかは終わりがくるもので、朝8:00、Snowy Rangeの西側の峠にたどり着いた。ここまで50kmちょっとに5時間かかった。速い人なら3時間ちょっとでクリアできると思う。とにかく今年は登れない・・・。峠を登りきると雨は止んでおり、Mirror Lakeで写真を撮ったりして休憩、Mirror Lakeを超えるとさらに登り、本日の最高点Snowy Range 標高3210m。特に標識などは無い。そして、ここからCentennialという町まで20kmで850mほどの下る。注意点は一箇所あるキャトルガード。ここさえ注意すれば良いはずだった。
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下り始めてすぐに雷と共に、またたたきつけるような雨と雹。さらに風が冷たく体温をどんどん奪っていく。集中していないと歯の根が合わなくなってくる。60km/h前後での下り、下手に震えるとハンドルを取られどこに飛んでいくか分からない。とにかく前を見て下る。ここは標高3000m以上、雨風、寒さも普通じゃない。低体温症の兆候は?どんな症状なら止まるべきか?手持ちのものでこの寒さをしのげる物は?とりあえずあらゆることを頭の中でシミュレーションしながら下っていく。かなりきついダウンヒルだった。登りが辛く、下りがそれ以上に辛いって何の罰ゲームですか。幸い、キャトルガードを越えた辺りから、標高が下がってきたためか暖かい空気が感じられるようになった。そろそろ限界というところでCentennial到着。雨は上がっていた。Centennialのコンビニには10人以上の参加者が止まっていた。同じような時刻にスタートした人たちが殆どである。何人かはここでDNFを決めたようで電話している。それもありかもしれない。自分はまだ全部のアイテムを使い切っていない、できることはまだあるはず。それを信じた。アイデアと経験の勝負だと思った。
ベテランの参加者は素足にサンダル、短パンのままでこの下りもこなしている。彼に言わせれば靴下とかあるから濡れて体温が奪われるんだとか。素足ならすぐ乾いて寒くないらしい。いや、その前に自分には素足で5度くらいの気温は耐えられない。話だけはありがかたく聞いた。
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 Centennialのコンビニに入りコーヒーで温まる。あとは手持ちの食料を食べた。体が温まってきたところで、Laramieに向けて走り始めた。Laramieまで50km。非常に緩い下り基調のはずだが、大きくうねった大地。何度も足を使わせられる。2012年この区間そんなに苦労した記憶は無い。調子が良い時はそんなものである。
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丘の中腹で参加者がパンク修理、手伝ってから先に進むも、またまた、風と雨。今度はしとしと降ってくる。山から下ったとはいえ、標高はまだ2000mちょっとある。風が吹けば、濡れれ体、体温はどんどん奪われていく。ずぶぬれになり、震えながらLaramieに到着。迷わずにマクドナルドに入った。他にも数名参加者がいた、2人組みは町中にあるWalmartに行って防寒対策をしようか相談していた。とりあえず、食べ物を頼んだ。まだ、外は雨、外に出ると体が震えてくる。インナーをウールのアンダーウェアに替えた。これで5~10度までなら耐えられるはず。これでだめなら、スペースブランケットと使い捨てカイロを投入すればなんとかなると思った。予備でマクドでゴミ袋をもらおうか迷ったが、そこまでの必要は無いと思いやめた。そして、防寒対策を完璧にしてLaramieを出発。すぐに雨は上がり、太陽が顔を出した。こうなるとすぐに暑くなる。着ている物の表面が乾いたのを確認しては1枚ずつ脱いでいく。
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Laramieを出て40kmくらい行くとこの区間唯一のコンビニ&バーがある。ここから10kmくらいはまた登りで、峠の名前があるわけではないが7~8%の登りが続く。コンビニは閉まっているようだったので(実は開いていた)、バーでコーラを買い、登りに備えて休憩。胃が弱っているのが、コーラが飲みきれなかった。
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そして、登り遠くで雷が聞こえるなと思っていたら、いきなりすぐ横で轟音。またまた避難できる場所無し。そしてお約束のように強風と共に雨と雹。雹が止むまで道路横に座っていた。雨はずっと続いたがこれ以上時間を浪費できない。乗ったり、押したりしながら前に進んでいく。長い7~8%の登りが終わってもまだ下りに入らない。体がいよいよ冷えてきたのでスペースブラケットをお腹に入れる。しかし、ジャージの上からが良くなかったのか体が全然温まってこない。震えながら完全に登りきったところで、ジャージの中に入れなおす。これで、体が温まり始めた。雨の中の下り、Coloradoに戻ると、さらに下る。そして、その後アップダウンをいくつか繰り返すと、586kmのWaldenまで15kmほどの所。ここで太陽が顔を出し始める。自転車を止めて、濡れた服を乾かすように日光浴。これで体が完全に温まった。シューズカバーも外した。
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ある程度服などが乾き、体も温まった所でWaldenに向けて進んだ。Walden到着夕方6:00過ぎ。こちらのコンビニでよく売っているカップラーメン”まるちゃん”を食べる。体が塩気を求めていた。今日のSleep Control、Steamboat Springsまで90km。その間にはまだRabbit Ears Passがある。日没ちょっと過ぎに着ければ、ウサギの形をした山を見られるのだが時間的に難しいか・・・。これから走る方に目をやると黒い雲がある。これ以上降られたら、体力だけでなく気力もなくなりそうだった。今回11人DNFのうち5人はCentennialからWaldenにかけて走るのをやめている。30分ほどの休憩で今日のSleep Controlに向けて走り始めた。
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WaldenからMuddy Passまで60km程、Muddy PassはWalden方面から行くと、Rabbit Ears Passへの中継地点で峠という印象は無い。2012年は比較的楽にここまで登ったが、今年は後半足が回らなくなっていた。胃の調子が悪く、補給が不十分だったか。それでもMuddy Passまで60km、3時間ほどでこなした。途中から、翌日最初のコントロールKremmlingのクローズ時間に間に合うぎりぎりの出発時間を計算し始めていた。朝4時くらいが限界だろうか。最悪、翌日の有人コントロールはSleep ControlのWaldenのみ。途中は時間を越えてもタイムアウトをジャッジする人はいないのでWaldenまでにリカバーできれば続けられるだろうと考え始めていた。Muddy Pass手前で参加者に抜かれた時、彼から主催者からの直の情報として、翌日、Waldenのクローズ時間に間に合えば途中は気にしなくて良いことになった。ある程度想定できていたがこの情報で気が楽になった。
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Muddy Pass手前から霧が出てきた。さらに日没で暗くなり走りづらい。そして、Muddy PasssからRabbit Ears Passまで約8km、ここに1時間もかかってしまった。さらに暗い霧の中、高原地帯を走る。そしてSteamboat Springsへの下り。9kmで約600m下る。霧と濡れた路面、大型トラックも時折走っている。風にあおられるのとスリップに気をつけながら、ブレーキの使用は最小限にして下っていく。前方に参加者のテールライトと思われる明かりがちらちらしていた。Steamboart Springsのホテルに着いた時はほっとした。時間は0時だった。直前を走っていたのは、部屋をシェアしたJimだった。そして、ラザニア、オレンジジュースなどでお腹を満たした。2012年の3日目の夜と同じ感じで胃が動き始めたのが分かった。これは良い兆候だった。この二日間、レーパンが雨で濡れたためお尻が痛くなってきていた。とりあえず、シャワーを浴びたあとに、薬を塗って寝た。
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Steamboart Springsまで、680km、2時間50分の貯金。ここで、5時まで仮眠して朝6時にスタートすることを決めた。およそ3時間ビハインドである。2012年と同程度のペースをキープできれば、Walden到着は0時、4時間貯金ができるはずである。

<続く>
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by ntoshiyuki_jp | 2014-08-02 00:00 | Colorado High Countr
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