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旧タイトル:風を感じて自転車記Ⅱ センチュリーラン、ブルベを中心に北米での自転車ライフを紹介しています。新テーマGPS活用を追加
by ntoshiyuki_jp
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VanIsle1200 その3(Day2)
 VanIsle1200、2日目です。2日目は山間部、小雨が降ったり止んだりの天気今までの経験全てを使って走ったような感じでした。この区間の注意点は熊などの野生動物がいる区間なので眠くなっても道端で寝ないこと。CPで指定されたところ意外殆ど民家もコンビニもありませんでした。

 昨日は10時30分頃にはベッドに入ったが、眠る前に食事をしたのがいけなかったのか良く寝付けなかった。それでも3時間くらいは寝られたと思う。朝2時30分起床。今日が一番の難所、いただいたエコサイジャージ、アンダーウェア、長袖のアンダーウェア、ゴアのレインウェアを着る。3時30分、妻と娘、そしてボランティアスタッフに見送られてCampbell Riverのモーテルを後にした。
VanIsle1200 その3(Day2)_e0059231_23161575.jpg


 Campbell Riverを出てしばらくは真っ暗な中、ゆるいアップダウンが続く道を走る。前後に参加者がいるのか全く分からない。港の方からは木材を運搬する機材の音が鳴り響いていた。10kmも走ると、5~6kmの上り坂が始まる。次のCPのRobert Lake Rest Areaの手前までこの坂は続く。標高差は300m程である。足はまだ快調で軽くペダルを回すようにしてゆっくりしたスピードで登っていく。峠を登りきったあたりで明るくなり始める。峠を越えて下り始めたところにRobert Lake Rest Areaがある。ここは到着時間を自分でカードに記入して終わり。ここで補給食を食べ、トイレ休憩していると参加者が3名追いついてきた。皆考えることは同じようである。

 CPを過ぎ、下り基調の大き目のアップダウンをいくつか超えると、次のCP Saywardである。ここにあるCharlie's placeでカードにチェックをしてもらい、先に着いていた参加者と一緒に朝食を食べる。そうこうしていると、後続の4名も到着。皆ここで朝食を摂っていた。今日はここからPort Hadyまで行ってまた戻ってこなければならない。このレストランを出ようとしたところで雨が降り始めた。雨だけなら問題ないが、山間部で雨のナイトランになると結構寒さを覚悟しなければならないかもしれない。ビニールのカッパの下を履き、防水の靴下を履いてこのCPを後にした。

 Saywardから次のCP Wossまでは65kmこの間に標高450mの峠が一つある。踏み込み過ぎないように注意しながら自分のペースで走っていく。雨は小雨でそれほどひどくはない。場所によっては路面が乾いている。ウィンドブレーカだけで走っている人もいる。体感気温がちがうのだろうか・・・。620km地点のPortHardyに夕方6時くらいまでに着けば良いはずなのでまだ焦る必要はない。Wossの手前5kmほど手前でトップの走者とすれ違う。まだ500kmくらいしか走っていないのに既に200km以上差がついたことになる・・・。凄すぎ!WossのCP Rugged Moutain Motelにはほぼお昼に到着した。カードにチェックをしてもらっていると、第2走者の主催者のKenが折り返してきた。ちなみに第3走者とすれちがったのは次のCP Hyde Creekだったのでこの二人だけダントツのペースで走っていることになる。Wossではモーテルの裏手のレストランで昼食を摂った。

 WossからHyde Creekまでは60km、下り基調と思っていたら向かい風、おまけに予想に反してアップダウンが続く。かなり体力を消耗する。天候も雨と思ってレインウェアを着ると雨が上がり、レインウェアを脱ぐと雨が降るというった悪循環であった。遠くの山々が見えればまた違ったのだろうが、低い雲が山を隠し、見えるのは木々だけであった。かなり縦に長いNimpkish Lakeの横も通るが木々で殆ど湖は見えない。Hyde Creekまであと20kmほどというところで後続のVancouverから参加している2名が追いついてきた。着いてこれるなら一緒に走ろうと言われて一緒に走ることにする。少しは楽に走れる。助かった。そしてHyde Creekのコンビニに到着したのは午後3時30分頃であった。
VanIsle1200 その3(Day2)_e0059231_23182031.jpg


 Hyde Creekのコンビニでサンドイッチを購入して補給。食べ切れなかった分はバッグにつめた。20分ほどの休憩で折り返し地点のPort Hardyを目指した。Hyde Creekから折り返し地点のPort Hardyまでは先行する10名以上の参加者とすれ違った。確かな人数は分からなかったが、それほど悪いペースではなさそうである。
VanIsle1200 その3(Day2)_e0059231_23184735.jpg


 Port Hardはバンクーバー島の北端に位置する街。ゴルフコースも多数あり結構賑やかな街なのだろうが今日は低く雲に覆われ、人気も少なく寂しい町に感じた。CPのコンビニには6時頃到着。時間にして38時間、Campbell RiverのCPで5時間費やしたことを考えれば良いペースである。他の参加者も多数いる。Port Hardyまで来たサポートの人たちはコインランドリーを使って洗濯などもしていた。我がサポート隊はPort Hardyまでは来ないでSaywardで待機していた。Campbell RiverからPort Hardyまではサポートしながらの観光は難しかったので正解だと思った。
写真はWelcome to Port Hardyと書いてあるところ。
VanIsle1200 その3(Day2)_e0059231_2317415.jpg

本当はこんな写真を期待していましたが、使い捨てカメラでは撮れません(泣)
VanIsle1200 その3(Day2)_e0059231_2327262.jpg


 Port Hardyで折り返し、ここからは同じ道を戻ることになる。Hyde Creekまでに後続の10名ほどの参加者とすれ違う。皆それぞれのペースで走っている。この区間、熊を見たと言う参加者もいた。Hyde Creek到着が夜の9:00。これからナイトランでWoss,Saywardを目指すことになる。Hyde CreekのCPでカップラーメンで塩分補給。私を見た他の参加者もカップラーメンやカップスープを購入していた。Wossで食べるのだろうか皆バッグにつめていた。濡れたウェアでの夜間走行の冷えは昨年経験済み、その対策のため、ここで新聞をもらった。現在位置を家族に連絡しようとしたが、連絡方法が無くあきらめる。最悪Wossに泊まると言ってあるので大丈夫だろうと期待した。そしていよいよ山間部のナイトランへと突入した。
VanIsle1200 その3(Day2)_e0059231_2328149.jpg


 現在位置、次のCPまでの距離はGPSがきちんと表示してくれる。登り基調は覚悟していたが、なかなか残り距離が減っていかない。ここは我慢、ペースを崩さないようにと言い聞かせながら進む。途中休憩したかったが、夜間明かりの無い山間部、野生動物が怖く止まれる場所が見つからない。CPから30kmくらい走っただろうか、前方の走者4名の明かりが見えてきた。彼らと合流できれば多少楽になるかもと思ったが、距離がつめられない。空腹感もあり、軽く手持ちのサンドイッチを食べるも暗闇の向こう側が気になって気が休まらない。気休めかもしれないが、ここで持ってきた熊除けの鈴を取り付ける。夜0時近くなるとさすがに気温も下がってきた。あと10kmほどでCP、一気に走り抜けたいと思ったが、ハンガーノック気味か突然自転車を真っ直ぐ進められなくなりこけそうになる。周りの物音に気を使いながら軽く食べ何とか回復した。WossのCPに着いたのは0:30になっていた。

 ここでさらに先に進むか、ここで仮眠するか決めなければいけない。道端で寝られないこと、止まって補給するのも危険が高い。色々考え、ここで2時間だけ仮眠して朝3時に走り出すことにした。スタッフに床でも外でも良いから2時間だけここで寝たいと伝えると、快くCPの部屋のベッドを使わせてくれた。濡れた衣服を脱いで手足だけお湯で温めてWossのCPで寝た。隣には同じようなペースで走ってきたリカンベントの参加者が寝ていた。

2日目までの走行距離721km、45時間40分(マージン8時間、RMルールの場合5時間)

つづく

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by ntoshiyuki_jp | 2006-07-14 23:24 | VanIsle1200-2006
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