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旧タイトル:風を感じて自転車記Ⅱ センチュリーラン、ブルベを中心に北米での自転車ライフを紹介しています。新テーマGPS活用を追加
by ntoshiyuki_jp
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VanIsle1200 その4(Day3)
 3日目です。Wossで2時間の仮眠をして目覚めたのが朝の2時30分、リカンンベントの人も出発の準備をしていた。スタッフの方から眠気覚ましにコーヒーをもらって、濡れたジャージ類をいやいやながら着た。外に出てみると結構寒い。濡れたジャージのまま走るのはしんどい。手、首に塗るカイロを塗りこみ、お腹、腕、ふくらはぎに昨日もらった新聞紙を巻いた。新聞紙は適度に湿気を吸ってくれて具合が良い。できれば予備を持っていって途中で交換すれば良かったんだろうけどその時はそんな事を考える余裕は無く、Saywardまでの65kmをのり切れば乾いた衣類に着替えられると余った新聞紙は捨てた。スタッフにお礼を言ってWossのモーテルの部屋を後にした。

 一足先にリカンベントの人が出発したと思っていたら、モーテルの出口で待っていてくれた。日の出前のこの時間帯、一人よりも二人の方が安心である。Wossからは標高差250mほど登れば、下り基調でSaywardに行けるはずである。2時間の仮眠でもベッドで寝られたおかげで頭はすっきりしている。ゴアのレインウェアのフードもして完全防備で最初の登りに向かった。ペースは20km/h弱、先は長いので軽くペダルを回すことを心がける。体が温まったところで昨日買っておいたサンドイッチで腹ごしらえ。峠を登り切る頃には周りが明るくなりはじめた。標高450mの峠を越えるといよいよ下り、日の出前の早朝かなり冷える。登りはずっとリカンベントと一緒だったが下りは彼の方が断然速い。明るくなり、スピードが上げられるようになるとあっという間に見えなくなってしまった。Saywardまで残り10km程の所だろうか、昨日までにSaywardに到着せずに心配した妻が車を走らせてきた。CPの半径1km以外でのサポートは禁止されているので手を振ってSaywardのCPを目指した。Saywardには朝7時に到着した。カードにチェックをしてもらい、家族のいるモーテルに立ち寄った。
VanIsle1200 その4(Day3)_e0059231_03827.jpg


 モーテルではシャワーを浴び、着替え、そして準備してくれた朝食を食べた。体に巻いた新聞紙は湿気を吸ってぼろぼろになっていた。おまけに足首は新聞の記事がプリントされていた・・・。モーテルの表には木を削った置物が沢山あり居心地の良さそうな所だったが横になることもなく、1時間30分の休憩でここを後にした。Charlie’s Pleaseには何台かの自転車があり何人か朝食を摂っているようであった。山間部は越えた、ここからは雨でも凍える心配が無い。濡れて湿ったゴアのレインジャケットはモーテルで家族に預けて薄手のレインジャケットに替えた。汚れたビニールのレインパンツも別なものに替えた。今日は、Campbell Riverまでさらに峠を1つ超え、ハイウェイにのってMill Bayまで行く予定である。明日のMill Bayを午前中に出られればゴールは間違いない。今日はタイムよりも確実に距離を刻めば良い。気分的には楽である。

 Robert LakeのRest Stopで行きと同じように自分で通過時間を記入。
VanIsle1200 その4(Day3)_e0059231_04974.jpg


さらに登るとCampbell Riverへの下りとなる。峠を越えるところで我がサポート隊が抜いていった。家族は観光しながらMill Bayに向かった。峠はあっさり越えることができた。
VanIsle1200 その4(Day3)_e0059231_033297.jpg


Campbell RiverのCP までずっと下りと思っていたが、結構向かい風がきつく前に進まない。向かい風を克服するトレーニングが必要だと感じた。Campbell RiverのCPには12:30に到着。カードにチェックをもらい、昼食を食べるために早々にこのCPを後にした。CPでここまで4人のDNFが出たと言っていた。膝、首などのトラブルが原因らしい。しかし、こんな話聞かなければ良かった・・・。Campbell Riverで聞いた言葉が気になったのか、膝が痛み始めた。ゴールまで残りはまだ350km程もある。昨秋の様な痛みになったら走るのを止めなければいけないかもしれない。薬で痛みをごまかすこともできるかもしれないが、後々の事を考えるとそこまでして走りたくなかった。昼食に適当な場所が見つからずマクドナルドで昼食。結構お腹一杯に食べたはずだが長くはもたなかった。
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 Campbell RiverからQualicum Beachまで110kmほど、途中ホットチョコレート、コーラ等で糖分を確保しつつペースを崩さないように進む。途中1名の参加者に抜かれる。それほどスピード差があるわけではないが徐々に離れていく。海沿いのこの地域を走っていると、朝は陸から、夜は海から風が吹き、昔理科で習ったそのままで面白い。そんなことを考えながら、Qualicum Beachには夕方7時30分到着。ここでカップラーメンで補給。そこに2名到着。彼らとも初日から前後しながらずっと同じようなペースで走っている。彼らも私を見てカップラーメンを購入していた。
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 Qualicum Beachを過ぎるといよいよハイウェイがメインの道となる。次のNanaimoまで50km弱。なだらかなアップダウンになると聞いていたが大違い。100mくらい登っては一気に下るといった感じの道が延々と続く。途中道路わきに何度か鹿を見かける。出てきてぶつかったら大事故になる。相手の行動を慎重に観察しながらやり過ごす。Nanaimo手前で左膝を気にしてずっと走ってきたためか右のアキレス腱が痛み始める。ちょっと厚手の靴下と靴の踵がすれたようでもあった。新しい靴下を使ったが、こういう時は一度使ったものを使うべきだと反省。
VanIsle1200 その4(Day3)_e0059231_05097.jpg


 そんなトラブルになりそうなものを抱えながらも走行距離は徐々に伸びていく。PortHadyを折り返してから私の最長不倒距離は更新中であった。途中サイクルコンピュータの積算距離が1000kmになった。どんな風に表示されるかと、999.99kmで一度止まり、さらに10m歩いて1000kmと思ったら、0.00と表示されてしまった!平均スピードは24時間を越えたところでエラーになるし・・・。わざわざ時間をかけて試したのに・・・。

 Cat’s Eyeさん、長距離用に2000km、99時間99分まで対応するサイクルコンピュータ作ってくれませんか?モニターが必要なら手を上げますから。って読んでいるはず無いよね。

ハイウェイを離れてNanaimoの市街地に向かうと道はフラットになるが何故かスピードがのらない。やっとの思い出NanaimoのCPに点いたのは夜10:30を過ぎていた。先行していた人たちはここで宿泊するということで既にいなくなっていた。口の中は初日の火傷に加えて、ゲータレード類の酸にやられたのか荒れてしまい固形物を食べるのはつらい。ここでも塩分補給も兼ねてカップラーメンを食べる。お店の前で食べている間、コンビニ前で小銭をもらっていた人と話をする。話した内容は日本の西側で発射されたミサイルの話・・・。こんな所でこんな話をするとは思わなかった・・・。そもそも、走っている間の出来事でニュースは見ていませんでした(^^;。

 20分も休憩したところで70km先のMill Bayに向けて走り始めた。疲れ、膝痛もあり、ハイウェイのような長めのアップダウンのある道は堪える。助かったのは深夜になって風が止んだこと、海沿いの区間で夜間の気温もそれほど低くないことである。NanaimoからMill Bayまでの区間、補給できたのは2箇所だけだった。休憩もできるだけハイウェイの街灯の下でするようにした。昨日Wossで仮眠してしまったので、今日の走行距離が予定より65km長くなってしまったNanaimoあたりで仮眠すればもうちょっと楽だったかもしれないが、こちらに来る前に宿泊箇所を決めてしまったのでどうしようもない。この区間何度も止まりながら進んだので70km走るのに5時間もかかってしまった。Mill BayのCPのコンビニに到着したのが朝3:50、空は明るくなり始めていた。

Mill Bayからさらに見上げるような坂を登ると家族の泊まっているモーテルがある。ここまで走り、モーテルのオフィスで鍵を受け取り部屋に入った。残りは130km、制限時間は夜9時まで、最悪でもお昼に出ればゴールできるはずである。朝9時くらいには出発できるよう目覚ましをセットして、シャワーを浴びて寝た。

3日目までの走行距離1077km、72時間46分(マージン7時間37分、RMルール8時間1分)

つづく

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by ntoshiyuki_jp | 2006-07-16 00:09 | VanIsle1200-2006
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